ラッキィセブンティライフ

マーフィ語録その６

◎４8（願望と実現性の関係）潜在意識を活用する上で忘れてならないのは「切に望むことは必ず実現する」ということです。

＊　これもぜひ記憶してもらいたいことです。それがたとえ犯罪であったとしても心の底から切に望めば、潜在意識はそれを実現してしまうのです。一時的とはいえ、悪人が栄えるという事態が生じるのは、この働きによるものといってよいでしょう。

◎49　（肯定するということ）　肯定するということは、それはそうだと言明することです。あなたがこの心の態度を正しいと断言すれば、外見はそのように見えなくても、そのうちあなたの祈りには応答があるでしょう。

　＊　それがたとえ客観的にみて難しい事柄であったとしても、あなたが望むことなら肯定してしまいなさい。肯定することが実現の第一歩であることは、潜在意識理論の大原則です。

◎50 (役にたたない言葉）　自分の言うことに気をつけなさい。役に立たない言葉はいっさいやめなければなりません。潜在意識には冗談モウソも通用しないからです。

　＊たとえば反社会的な事柄でも、切に望めば実現するというのが潜在意識の恐ろしいところです。つまり、そこには人間的な規範である善と悪の概念はないのです。だから、冗談でも自分にとってマイナスの言葉を言ってならないのです。

◎　51 （重要な法則）　良い事を考えればよい事が起き、悪いことを考えれば悪いことが起きます。これは自然や宇宙の法則の原理と同じくらい自明のことです。

＊　マーフィ博士のゴールデンルールは「人生は自分の思い描いた通りのものである」ということですが、これが事実であれば、ここで語られていることは当然です。

◎５２　（繁栄の指令）　あなたが繁栄を望むのなら、まず潜在意識にその繁栄の考え方を与えなさい。あとは潜在意識がすべてをしてくれます。

◎５３　（現在進行形）　「自分は金持ちだ」と思うより「金持ちになりつつある」と思いなさい。現在進行形で語ることが潜在意識を有効に働かせる最良の方法です。

＊　その方が正確だからです。いま、明日のお金に困ってる人が自分が豊かだと思うのには無理があります。でも、豊かになりつつあると考え自己暗示を与えるのは、まさに正確です。こういう形で潜在意識に良い刻印を与えてください。

◎５４　（すべては自分で決まる）　あなたの年は、あなたが自分を何歳と考えているかによって決まります。あなたの強さは、あなたがどのくらい強いかと考えるかによって決まります。あなたの有用さは、あなたがどのくらい有用と考えるかによって決まります。あなたの若さは、あなたの思考によって決まります。

＊　あなたの出世も昇進もあなた自身が決めることができます。まず決めることが先で、そこから方法論が出てきます。可能性をはかってから決めるようでは、すでに「なれない」ことを想定しているようなものです。

◎55（自信を得る貴重な法則）　人は自分が強いと考えているだけで強く、自分が価値あると考えているだけ価値があるものです。

＊　人間とは不思議なもので、いくら破天荒なことを考えても、自分に絶対不可能なことは本気で考えはしないものです。ですから、自分の思うままに願望の翼を広げてよいのです。

◎５６（ビジョン）あなたは自分のビジョンを持つ必要があります。そのビジョンは幸福で晴れやかで、成功していて、平静で、強力な人間としてのあなたが描いたものでなければなりません。

＊人生の目標、計画を持つ人と持たない人とでは、思考も行動も大きな差があります。あなたは、自分のなりたいもの、なりたい状態をはっきりと心に思い描きなさい。それだけでもう実現への第一歩を踏みだしています。

◎５７（地位を得るためにすべきこと）地位を得るためには他人の評価が必要です。他人から評価される人間になりなさい。一人よがりは自己満足と他人への不満を育てるだけです。

＊自己評価と他者評価の両方が必要です。自分で評価することは楽にできますが、他人からプラスの評価を得ることは容易ではありません。しかし、それは社会的成功を勝ちとるためには不可欠です。

◎５８　（成功の法則）　あなたは成功するために生れてきたのだということを悟りなさい。そうすれば、あなたの考えは現実のものとなるはずです。

＊人間はごく普通に考えていくと、だいたい否定思考のほうへ傾くものです。マーフィー博士はそれを是正すべきだと言っているのです。自然に失敗がないように、人間にも本来失敗はないのです。失敗は「失敗をした」という認識にすぎません。

◎５９　（偉大な人物の人となり）　わたしが会った偉大な人物は、例外なく次のような特性を身につけていました。それは愛想がよく、親切でユーモアがあって、愛情深く、非常にものわかりがよいということです。

　＊これは偉大な業績を上げたからそうなったのでしょうか。違います。そういう人間だから偉大なことができたのです。成功も同じです。あなたが出世を望むなら、偉大な人物の特性を身につける必要があります。

60 (成功概念）　成功という言葉には、成功に必要なあらゆる要素を含んでいます。潜在意識の法則に沿っていれば、「成功」について考えるだけであなたは成功せざるをえなくなるでしょう。

＊「口先で成功だ、出世だといったところで、才能や行動がなければ実現なんかしっこない」これはほんとうですか。成功したければ「成功」を思えばよいのです。その逆、つまり成功に向かう行動をしながら「どうせダメだろう」と思っている人のほうが多いため、成功者がすくないのです。

◎　61 (ゴールデンルール）人生にはある偉大な法則があります。それは「あなたの人生は　あなたの心に思い描いた通りになる」という法則です。この法則のことをゴールデンルール（黄金律）と呼びます。　

＊ゴールデンルールは、潜在意識から発する偉大な力によって実現するところのものです。「良いことを思えば良いことが起き、悪いことを思えば悪いことが起きる」　人間はこの単純きわまりない法則の中でいきているのです。

◎62（人生の設計図）　あなたの人生とは、あなたがそれをどう考えるかということ、ただそれだけのものなのです。つまりあなたの人生の設計図は、あなた以外の誰にも描くことはできないのです。

＊これも当然のことです。そして設計図を描かない人の人生に方向性はありません。行き当たりばったりの人生も一つの選択ではありますが、それでは本当に生きたとはいえないのではないですか。

◎63　（心に描く絵）あなたは自分がこうありたいと思う事柄を想像のキャンバスに描くことができます。その絵が完全に完成したとき、あなたはその絵通りの現実のただなかにいるでしょう。

＊潜在意識理論でよく言うことです。ここで描く絵は可能な限り細密でなければなりません。そして完全にそれが完成したときがその実現したときだというのです。わたしたちは一生その絵を描き続けるのです。

◎６４　（願望の重要性）常に願いなさい。願はなくては何事も起こりません。

＊なにも願はない人は恐らくいません。ただ潜在意識理論でいう願望とは、必ず意識する心の領域のものばかりを意味してはいません。本人も気がつかず願っていることもある。むしろそちらのほうが実現可能性が高い。だから、よい刻印をしなければならないわけです。なお、願望はできるだけ具体的にするべきです。「えらくなってやる」より「社長になる」のほうがベターです。

◎　65 (願望の達成）あなたの願望が達成されたところを想像し、それが現実になっているところを感じなさい。そうすればそれが実現します。

＊想像訓練の一種です。成功者はだいたいこの訓練を人知れず積んできているものです。もっといえば、人から言われなくてもそういうことができる人間が成功しています。これこそ本当の才能と呼ぶべきものです。

66 (失敗のない人生）　失敗のない人生などあり得ません。もし失敗を恐れていたら何もできません。問題は失敗にあるのではなく、失敗したときどう対処したかです。

＊　「失敗は落胆の原因ではなく新鮮な刺激である」と言ったのはイギリスの劇作家サウザーンでした。現実にこう思える人はそう多くはないでしょうが、こういう考え方もできるということを記憶にとどめておくことはムダではありません。

◎67　（地位を失わせるのは誰か）　地位を失うのではないかとおびえていると、本当に地位を失うことになるでしょう。それを失わせるのは誰でもない。ほかならぬあなた自身なのです。

＊バイブルに出てくる有名なヨブのエピソード。「わたしの恐れていたことがわたしにふりかかった」失脚する人はそれにおびえている人です。また、原因のある人です。原因があるからおびえるといってもよいでしょう。つまり彼は自分で播いた種をかっただけです。

◎６８　（危惧を感じたとき）　危惧の念が心の扉を叩いたり、心配や不安や疑念が心をよぎったら、自分のビジョンを、自分の目標を見詰めなさい。

＊不安や心配に心を奪われている状態がいちばんよくありません。それは現実化するかもしれないからです。そういうときは、潜在意識にプラスの刻印を強くする必要があります。自分のビジョンを見詰め直すというのはそういう意味です。